ISBN:4101215235 文庫 小川 洋子 新潮社 2005/11/26 ¥460

きっかけは漫画雑誌の裏表紙の広告。
桜並木の下を歩く深津絵里と寺尾聰の写真がすごく印象的で、その後本屋へ立ち寄った際に迷わず購入。

読むのは専ら就寝前のベッドの中。ぬくぬくと布団の中で暖まりながら、お気に入りの音楽をかけて、ベッドサイドの電気スタンドの光だけで読み進めていくと、この小説の言葉の流れの美しさが際立った。そんなひとときが最高に素敵だと思えた。だから、読み終えたとき、とてもとても残念な気持ちになった。

第1回本屋大賞に輝き、映画化された話題作。
普段は映画館にはほとんど足が向かない私だけれど、この作品は絶対見に行こうと思う。

コメント

nophoto
もんも
2006年1月15日23:39

 こんばんは。
あるきっかけで社会人野球の某チームに興味を持ったことから、福岡屋あるじさんの日記を時々見ては、ほ〜へ〜と勉強させてもらってるモノです。

 で、たまたまその時も読んでたら、な〜んと私の好きな本のことを書かれていたので、ちと嬉しくなってお邪魔しにきました。

 私も、まだ文庫本になる前に、『第一回本屋大賞受賞』の帯と、淡〜い表紙の絵に誘われて、この本を購入しました。
 なんといっても、作者のとても丁寧で、愛情のこもった眼差しで綴られるお話の素敵なこと!
 時々読み返しては、毎回最後に涙が…

 ところで、このお話の中で、タイトルに出てくる『数式』と同じ位重要なエッセンスとなってる、『野球』。
 ど真ん中・野球モノ。のお話も、良い。
けれどもこんな風に、時折大事な場面で姿を現されると、けっこうハートにじんわりと響きますね。

 余談ですが・・・
巷で話題の『生協の白石さん』で、ピンポイント登場の『ヤクルトの土橋』には、ツボヒットでした。(ぷちですが。)

じろー
じろー
2006年1月16日18:49

はじめまして〜 コメントありがとうございます!
福岡屋あるじさんの日記で・・・ということは、関西のチームに興味をもたれたんですか?(^_^)

私も、このお話における「野球」の存在感がすごく好きですね。博士の江夏への思いや、球場での観戦の様子もそうですし、中込がバリバリ活躍してた頃か!とか。江夏の背番号が完全数だなんて出来すぎですよね(笑) 映画も楽しみです。

『生協の白石さん』の土橋ネタは友人が教えてくれたんですが、私もツボでしたね。土橋だなんてすごいセンスですよ白石さん!みたいな(笑)

nophoto
もんも
2006年1月16日23:12

 そぉです、関西もんなもんです。
 自分が見た試合を福岡屋さんが書かれていることがよくあって、そうか〜そういう選手なのね〜とか、そういう見方があるのか〜と、お勉強させていただいてます。

 おお〜、『生協の白石さん』の土橋ネタもご存知でしたか、嬉しいですわ〜。
 ところで、『博士の・・・』の映画では、あの観戦シーンはいったいどうなってるんでしょうねぇ、私も楽しみです。

 では、また素敵な本をご紹介下さい、楽しみにしていますね♪
 
 

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